エメルソン Jリーグ 歴代外国人選手
現在の日本では、昔と比べるとサッカーの人気がとても高くなっていますが、多くの人が注目するのは日本代表の試合が中心で、Jリーグの試合はまだそこまで注目度が高くないと言えるでしょう。しかしJリーグではこれまでに数多くの魅力的な選手がプレーしており、その中には日本人とは異なるプレーを見せてくれるような、素晴らしい実力を示した外国人選手もいます。FWとして活躍したエメルソンは歴代の外国人選手の中でも、プレー以外の部分でも色々と話題になったことから、特にファンの心に残る人物の一人です。
エメルソンは実は偽名で、本名をマルシオ・パッソス・ジ・アルブケルケと言います。彼は1978年の12月6日にブラジルのノバ・イグアスで生まれ、二十歳ごろからはサンパウロFCに所属していたのですが、性格的に難があるという理由から、その改善を図るために外国で生活させようということになりました。それで2000年からコンサドーレ札幌へと期限付きで移籍することになり、その年には34試合31得点と大活躍しました。その後は川崎フロンターレや浦和レッズへと移籍し、それらのチームでも大きな活躍を果たしました。そういった中で、彼は日本に帰化し、代表としてプレーしたいと語ったことがあったのですが、高額の移籍金を提示されてカタールのクラブへと移籍してしまい、日本との関係は断たれてしまいました。